企画展「吉村大星、やり残したことに気がついた。」
※10月27日(日)14:00~吉村大星ギャラリートーク追加開催します!
吉村大星《やり残したことに気がついた》2019年 色鉛筆/紙、作家蔵
吉村大星、27歳。
色えんぴつで、ネコとかスーパーカーとか描いてます。
小さい頃は勉強よりも、怪獣映画を観たりゲームをしたり、
近所にやってくるノラネコと遊んだりするほうが好き、そんな少年だった。
15歳のとき画家の父を真似て制作を始めた。父親は色鉛筆の画家、吉村芳生(1950~2013)。
写真みたいにそっくり描きうつす。そんな描き方しか知らない。だって父がそうしていたから。
それから10数年、少年は父親と同じ色鉛筆の作家になっていた。
次は、何を描こう?やりたいことは何だろう?自問自答する。
今回の展覧会では、代名詞でもあるスーパーリアルな色鉛筆画の世界をはじめ、
交流のあるアーティストとのコラボレーションや、父親の作品からインスピレーションを得た新作、
インスタレーションへの挑戦など、作家が「今やってみたいこと」を詰めこみ、
現在進行形の吉村大星に迫ります。
作品紹介
作家にとって地元山口県で、初めての大規模個展となる今回の展覧会では、
国内の美術館やコレクターが所蔵する、超絶リアルな色鉛筆作品を中心に、
初のインスタレーション作品への挑戦、制作の原点となった父・吉村芳生とのコラボレーションなど、
意欲的な作品を多数発表予定です。
吉村大星《リハビリ》2016年 色鉛筆/紙、ウッドワン美術館蔵
吉村大星《チロクマ》2015年 色鉛筆/紙、ウッドワン美術館蔵
吉村大星《猫に九生あり》2011年 色鉛筆/紙、ウッドワン美術館蔵
吉村大星《明るくて深い意味のある感じ》2010年 色鉛筆/紙、ウッドワン美術館蔵
吉村大星《プルバック》2018年、色鉛筆/紙、作家蔵
吉村芳生《K氏のバイク》1995年、色鉛筆/紙、個人蔵
吉村大星《26歳の自画像》2019年 色鉛筆/紙、作家蔵
17☆(セブンティーン・スター)《悲しいが消えていく・・・》(部分)2019年 毛糸・刺繍糸・布・ビーズ、作家蔵
関連イベント
ギャラリートーク(追加開催決定!)
日時:10月27日(日)14:00~30分程度
ゲスト:吉村大星 氏
オープニング・ギャラリートーク
日時:10月17日(木)10:00~30分程度
ゲスト:吉村大星 氏
アーティスト・トーク
本展で「17☆(セブンティーン・スター)」として初のコラボレーション作品を発表した稲田絵美氏をゲストに迎えての、
作家によるギャラリートーク。
日時:10月20日(日)14:00~30分程度
ゲスト:吉村大星 氏、稲田絵美 氏(造形作家)
吉村大星 × 原田裕規 トークセッション
作家と交流のある、山口県出身の美術家・原田裕規氏を迎えてのトークセッション。
日時:11月3日(日)14:00~15:00
ゲスト:吉村大星 氏、原田裕規 氏(美術家)
原田裕規(美術家)
吉村大星 プロフィール
吉村 大星(よしむら たいせい)
1992年生まれ。山口市在住。
父親で画家の吉村芳生(防府市出身、1950~2013)のもと、15歳からほぼ独学で色鉛筆画の制作を始める。
2010年山口市美術展覧会大賞受賞。2017年やまぐち新進アーティスト大賞受賞。
主なグループ展に2013年「未来の体温」(アラタニウラノ・山本現代)、
2015年 大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ「関係性の美学」(まつだい「農舞台」ギャラリー)、
2016年「村上隆のスーパーフラットコレクション展」(横浜美術館)、
2018年「吉村芳生と吉村大星365日エンピツ画」(ウッドワン美術館)など。
詳細情報
会期
2019年10月17(木)~11月4日(月・祝) 火曜日休館
10:00~17:00(入場は16:30まで)
※10月22日(火・祝)は開館・翌23日(水)休館。
会場
アスピラート 2F 展示ホール
入場料
高校生以上500円、中学生以下無料
※障害者手帳等をご持参の方ならびに、その介護者1名は無料。
※特別支援学校に在学中の方等は無料。(要証明)
※財団会員ご招待。(1個人会員につき1枚・法人会員は2枚、1回のみ。要会員証。)
※未就学児の入場は保護者ご同伴ください。(保護者は、扶養者、または20歳以上のそれに準ずる方)
※混雑時は入場を制限する場合があります。
主催
(公財)防府市文化振興財団、KRY山口放送
後援
山口県、山口県教育委員会、防府市、防府市教育委員会、防府市文化協会、防府市美術連盟、防府商工会議所、(一社)防府観光コンベンション協会、(公社)防府青年会議所、朝日新聞社、中国新聞防長本社、毎日新聞社、山口新聞社、読売新聞西部本社、ほうふ日報、防日新聞社、山口ケーブルビジョン(株)、エフエム山口、FMわっしょい
助成
エネルギア文化・スポーツ財団
特別協力
公益財団法人 ウッドワン美術館